2018/11/10 - 2018/11/12
4位(同エリア17件中)
Laylaさん
- LaylaさんTOP
- 旅行記179冊
- クチコミ16件
- Q&A回答8件
- 109,369アクセス
- フォロワー58人
この旅行記のスケジュール
2018/11/10
-
飛行機での移動
イスタンブール サビハギョクチェン空港 06:55発 カルス空港 08:50着
-
バスでの移動
バス カルス空港発 コナックホテル前着
-
徒歩での移動
キュンベットジャーミー、カルス城、ハマム
-
プーシキンレストラン
-
徒歩での移動
カルス博物館
-
バスでの移動
フェティエジャーミー
-
徒歩での移動
コナックホテル
-
徒歩での移動
ハヌムエリレストラン
-
夕食
-
徒歩での移動
ホテル
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
友達のコッコちゃんから『週末どっか旅行行こうよ~』と誘われて、どこにしようか迷いに迷った挙句、『このまえ西の国境(イーネアダ)に行ったから、今度は東の国境に行ってみよか』と決めたのがカルス。それどこ?トルコの東にあるアルメニアとの国境の町。トルコではここ2~3年、アンカラからカルスまで東部特急の寝台列車で行くツアーが人気やけど、列車だけで25時間かかるし、時間もったいない。でも列車にもちょっと乗ってみたいから、カルスからエルズルムまで列車で移動して、エルズルムから飛行機で帰るっていうのはどうやろか?カルスにはガチョウ料理があるし、エルズルム行ったらジャーケバブもあるよ。そやけどどっちも寒いんちゃうん?で調べたら最低気温マイナス8℃。(イスタンブールは15~20度くらい)。耐寒訓練みたいな準備をして出発しました。
1TL≒4.7円
PR
-
イスタンブールのアジア側にあるサビハギョクチェン空港から、06:55発のペガサス航空で出発です。
サビハ ギョクチェン国際空港 (SAW) 空港
-
ペガサス航空はごはんと飲み物は別料金なので、家からサンドイッチ作って持ってきた。熱いチャイはティーバッグやけど8リラ。
-
トルコ一高い山のアールダー(5137m)が見えたらいいなぁと、チェックインで右の窓側席をもらった。着陸30分ほど前にうっすらと遠くに浮かんでる山が見えてきた・・・あれアールダーやんなぁ?
-
空港ビルを出たすぐ前にある市内行のバスに乗ります。運転手のおっちゃんに、『コナックホテルに行くんやけど』というと『教えたるから座っとき』と言われた。
カルス空港 (KSY) 空港
-
今日はトルコ共和国建国の父アタチュルクの命日。空港でこれ配ってたのでもらいました。
-
アタチュルクが亡くなった9時5分にはトルコ中が止まります。バスに乗って座ってるとサイレンが鳴り響きました。歩いてる人も走ってる車も止まって、国民全員が2分間の黙とう。
カルス空港 (KSY) 空港
-
空港から市内までは5リラ。バスが走り出してから係りのおっちゃんに料金を渡します。
-
10分ほどで市内に入ってきた。事前にGoogle Mapで調べていた見覚えのある景色が見えてきた。確かここ曲がったとこにホテルがあったはず。乗客の半分くらいが降りたので運転手に聞いてみると『大丈夫、連れてったるから座っとき』。いや絶対この通りの右にホテルあるはずやと思いながらも座っていた。なんかだんだん離れていくような・・・。バスターミナルみたいなとこで『ここが終点や』とみんな降りて行った。『私らどないすんの?』『大丈夫座っとき』。
-
結局そこから回送でどこかに行く途中にホテルの真ん前で降ろしてくれた。おっちゃん、ありがとう。でもさっきの角で降りてたらもうとっくにホテルに着いてたんやけど・・・。まぁ、親切に前まで送り届けてくれたんやからいいけど。
-
朝10時前に着いたけど、部屋空いてたからすぐに鍵もらえました。大きいスーツケースあったら一人しか乗られへんくらい狭いエレベーターで6階へ。部屋は広々としてて眺めもよし。
-
バスルームも広くて清潔やし、なかなかお得なホテルやわ。一泊二人で200リラ。
-
ダラダラしてると夕方までダラダラしそうやったので、さっさと行動開始。ホテルを出て最初の角を右に曲がると、通りの先にカルス城が見える。
-
この角には金のライオンの像があるので、二人の間ではここを『ライオン通り』と呼ぶことにする。正式名称はKazim Karabekir通り。
-
ライオン通りの一本向こうには馬の像があるので、『馬通り』にした。正式名称はAtaturk通り。
-
通りのお店をのぞきながらまっすぐ歩いて約15分、モスクやカルス城が近くに見えてきた。
-
Evliyaモスク。ここは外から見ただけ。
-
キュンベットジャーミー。
キュンベット ジャーミィ 寺院・教会
-
靴を脱いで入口を入ると貸スカーフが置いてあります。女性は髪の毛をこれで覆ってください。一応自分のスカーフも持って行ってたけど、出すのじゃまくさいのでこれを借りました。
キュンベット ジャーミィ 寺院・教会
-
937年にアルメニア教会として建てられました。四葉の形になってるそうです。
キュンベット ジャーミィ 寺院・教会
-
1064年にイスラム教に支配されるとモスクに変えられ、その後ロシアの支配でロシア正教会、1918年にはまたモスクになって現在に至るということのようです。
-
柱のこの模様にも何か意味があるんやろか?
キュンベット ジャーミィ 寺院・教会
-
外の壁にはグルっと12使徒。
キュンベット ジャーミィ 寺院・教会
-
高いとこ好きな二人は、あそこまで登ります。
-
緩やかな坂道やと思うけど・・・コッコちゃんちょっと遅れ気味?
カルス城 城・宮殿
-
城の入口が見えてきたよ~。もうちょっとや。
カルス城 城・宮殿
-
門を入ると広いところに出ます。見晴らしよくて気持ちいいなぁ。ここには車も停めてあるけど・・・車でも来れるん~?
カルス城 城・宮殿
-
反対側にもう一つ門がありました。ここまで車で来れるみたいやねぇ~コッコちゃん。
カルス城 城・宮殿
-
カルスの北の山の上に1153年に建てられました。1386年にティムールに破壊され、その後1579年に10万人の兵士によって再建されました。露土戦争で負けてからは40年間ロシアに占領されていたそうです。
カルス城 城・宮殿
-
あそこまで登ってみるわ。
コッコちゃん『ここで待ってる~』。カルス城 城・宮殿
-
ここも見晴らしいいけど、下とあんまり変わらんかな。コッコちゃん無理せんでよかったわ。
カルス城 城・宮殿
-
上からの景色。
-
ほんまええ天気や~。全然寒ないやん。
https://youtu.be/Y-xdJqbcuog
動画でもどうぞ。カルス城 城・宮殿
-
まっすぐ伸びてる通りは、さっき歩いてきたライオン通りかな?
-
次は城の下にあるハマムへ行ってみましょう。
-
仲良しこよし、男の子同士でも腕組むのはトルコでは普通。
-
1579年にできた石橋。玄武岩でできてるそうです。
-
ムラディエハマム。
1774年にできたオスマン建築のハマム。西側に大きなバルコニーがあるので、バルコニーハマムとも呼ばれていたそう。 -
石橋を渡る犬。かわいいからなでなでしてあげたら、その後ずっとついてきた。
-
トルコの民族主義思想家,詩人,小説家のナームク・ケマルという人が子供の頃住んでいたという建物。
-
詩人の銅像がずらり。
-
こっちは18世紀に造られたハマム。これも玄武岩。
-
『KARS』っていうことなんやろうけど、無理やり国旗入れたから『KORS』にしか見えんで~。
-
古い家の前に猫ちゃん。そういえばカルスにはノラ猫あんまりおらんかったなぁ。
-
そろそろお昼やねぇ。ちょうど人気の郷土料理のレストランがあったんで入ってみましょか。
-
1894年に建てられ軍や工場として使われた後、廃墟になっていたビルを改装してできたレストラン。
-
まずはスープ。向こうの黄色いのはプーシキンスープ。イラクサとサフランが入ったクリーミーなスープ。手前のはマカロニやら豆やら野菜のごっちゃまぜスープ。
-
ごっちゃ混ぜの中身はこんなんです。
-
本日のメイン!カルスの有名なガチョウです。
-
3日間ほど塩漬けにして干したガチョウのロースト。想像してたよりも柔らかくて、適度な塩味。皮も脂っぽくなくておいしかった。コッコちゃんは下の挽き割り小麦のピラフも気に入ったようです。
-
デザートは黄色いのがプーシキンのお菓子という名のよくわからんやつやった。下のは小麦粉を砂糖とバターで炒めたヘルワというお菓子。こっちのんがおいしかったわ。
-
おしゃれで落ち着いた店内。すべての料理に『何が入ってるん?』『どうやって作るん?』と細かい質問にも気さくにいろいろ教えてくれて、楽しく食事できた。
食事代全部で100リラ+チップ10リラ。 -
昔のロシアのそろばんやそうです。
-
腹ごしらえが終わったところで、町散策の続き。やっぱり日陰はちょっと寒いわ。
-
モスクの庭にあったんやけど、枯葉がクリスマスツリーみたいできれいやった。
-
ある角(Kucuk Kazim Bey通り)でふと右を見ると、いい感じの建物がある。吸い寄せられるようにそっちに歩いて行きました。
-
さて、間違い探しです。
上の写真とこの写真で違うところを見つけてください。
これは18年前、コッコちゃんとの共通の友人が撮った写真です。昔も今もいいと感じるものは一緒なんやねぇ。 -
カルスにはロシア、バルト建築がたくさん残ってるらしい。
この中途半端なバルコニーが流行りやったんやろか? -
この建物は図書館になってるようです。
-
このおばちゃんに『メルハバ』って挨拶したら、『ウチに来てチャイでもいかが?』って誘ってくれた。時間もったいないからお断りしたけど、まだこんなん言うてくれる人おるんやねぇ。
-
若者が増えてきたなぁと思ったら、この近くに学校がいっぱいあるようです。
このカフェも19世紀後半に作られたバルト建築の建物で、コーカサス政府の長であるイブラヒムの邸宅として、その後はラジオ局だったそうです。 -
カモメがおると思ったら、公衆電話やった。今時使う人おるんやろか?さて、これからどこ行こか?博物館でも行ってみる?地図で見たら近そうやったので歩きます。
-
同じところで立ち止まって、コッコちゃんはハチミツの箱、私はきれいに積まれた薪を撮っていました。
-
途中ハマムの看板を見つけて、横道に入っていくと、ガチョウの処理をしているテントが見えた。事件現場みたいな光景やけど、おばちゃんは笑ってる。
-
首はちょん切られてるし、羽もむしられてるし・・・。本体は残った毛を焼くため火であぶられてるし。大きい羽根はほうき代わりになるんやそうです。一本あげるわって言われたけど、血が付いた羽どうやって持って帰るねん?
-
30分ほど歩いて博物館到着。入場は無料。
-
入口に子供の絵が展示してありました。博物館見学に来た時の絵かな?
カルス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
蛇の頭がデザインされた魔除けの腕輪やそうです。
カルス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
なんとかザウルスの骨。子供の絵にもあったなぁ。
-
3000年前の壺にもガチョウの絵が描かれてる。昔からカルスではガチョウがおもてなし料理やったらしい。
-
なんやこれ?ってよーく見たらフォークです。
-
いろんな装飾品。今でも使えそうなんいっぱいあるなぁ。
-
石でゴリゴリ楽しそう。一日中飽きんとやってそうやわ。
-
棒に糸を巻き付けたものをつなぎ合わせてできたテントの壁。細かい作業やねぇ。
-
こんなティーセットほしい。
-
ロシアのニコライ2世の時代に作られたブロンズの鐘と教会の扉。
-
コーカサスのベルト。なかなか凝ったデザインやわ。
-
アニの遺跡から出てきたシャフメランのレリーフ。
-
18世紀(左)と12世紀(右)の碑文。こんなん読めたら遺跡観光ももっと楽しくなるやろなぁ。
-
帰りはバスないんかな?と聞いてみたら、隣の小学校の前からドルムシュが走ってるらしい。待ってる間にポール遊びする子供たちを見学。
-
ドルムシュでフェティエモスクまで行きます。一人2.5リラ。
-
10分ほどでフェティエジャーミー近くのロータリーで降ろされた。前の道路の露店をのぞきながら歩くのも楽しい。田舎の家にいくと大体こんなような作りもんの花が飾ってあるわ。
-
フェティエ・ジャーミー。
19世紀後半にアレクサンドロ・ネフスキー・カテドラルとして建てられたバルト建築の教会。トルコが共和国になってからは体育館として使われていて、1985年にモスクになりました。 -
ほんま体育館みたいやわ。
-
この2本のミナレットが後からつけられたんやね。
-
これは教会やったころの写真。
-
フェティエジャーミーの横にあった銅像。
-
こんなん見たら一つずつ撮ってみたくなる。
-
でも誰かわからん。
最後のアタチュルクだけしか知らんわ。でもこの顔ちょっと違う? -
19世紀末にバルト建築で建てられた教会。1923年から銀行、1984年からはアナトリアハイスクールの事務所として使われていました。
-
アタチュルクの像。かっこよく馬に乗ってます。
-
牛さんがぶら下がってます。脂肪の間になかなかおいしそうな筋肉したはりますねぇ。
-
これも19世紀に建てられたバルト建築の建物。1998年までは個人の邸宅だったそうで、その後女性のシェルターとして使われてるそうです。
-
道行く人を観察しながらちょっとチャイ休憩。いろんな人が通って面白いわ。このおっちゃんは靴下屋さん。この通りで商売してはるんやろな、何回も見たわ。
-
カルスといえばカシャールチーズが有名。あるチーズ屋さんでこの子がお父ちゃんの真似をしながら説明してくれた。かわいい。
-
ちょっと裏道も通ってみよか。田舎くささが漂っててええ感じやん。
-
帽子専門店。全部このおっちゃんの手作りやそうです。どれでも1つ25リラ。
-
これは『ケテ』という菓子パンみたいなもん。一個2.5リラ。普通のパンとパイの間のような生地の中に白あんを乾燥させたみたいなんが入ってる。でも白あんではなくて、小麦粉を砂糖とバターで炒ったものらしい。小麦粉の生地の中に小麦粉餡、不思議な材料やけどついつまんでしまうわ。
-
ケテはパン屋さんで売ってます。焼たて食べたかったけどタイミングがあわず。
-
晩ごはん食べに行く途中のマーケットの前に、どでかいキャベツが山積みになってました。お好み焼き何枚焼けるやろか?
-
左の赤いのはレイハンというバジルの一種の甘いジュース。
私もそれにしようと思ってたら『シリアのハウスワインがあるよ』と言われ、ちょっと試してみたくなった。ちょっと甘めで、ブドウの皮を噛んだ時の渋くて酸っぱい味もして私好み。なんやけど、半分も飲まん内に顔が真っ赤になってしもた。いつもは1~2杯は飲めるのになんでや?標高(1700mくらい)のせいもあるんか?これ以上飲んだらただの酔っ払いになるので半分残しました。もったいな~。 -
『ハンゲル』
餃子の皮だけのにんにくヨーグルトがけ。具なしマントゥともいえる。これはわざわざ注文して食べんでもええな。マントゥを食べたことある人は大体想像できる味。 -
『レバンキョフテ』
お肉をたたいて14種類の香辛料を混ぜて作った、こぶし大のミートボールの煮物。ワインで半分酔ってるので味はほとんど覚えてません。 -
『マカロニピラフ』という名前なので、マカロニとお米のピラフと思ってたら、出てきたのはマカロニと緑レンズ豆の炒め物みたいなんやった。
全部で65リラ+チップ5リラ。 -
ティーポットコレクションコーナー。
https://youtu.be/EsHOixfQqDU
1924年10月6日にアタチュルクがカルスに来た時に演奏された歌らしい。
店のおっちゃんが歌ってくれました。 -
お客さんからのコメントコーナー。
『たまたま通りかかって入ってみたら、おいしかったので翌日もまた来ました。』
『カナダからここまで食べに来ました。すごいおいしい。』
『カルスに行くって言うたら、友達がここに行けって教えてくれた。すごいうまい料理作っとるわ。』 -
『まだ19時前やけど、これからどうする~?』
今朝早かったし、いっぱい歩いたし、今日はホテル帰ってゆっくりしよか。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
カルス(トルコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 東の国境 ついでに東部特急にも乗ってみた 58時間 70,799歩
0
106